69日目〜農業という仕事〜
和歌山にきて早3週間。
5ヘクタールの敷地面積を持つ農家さんのもとでみかんの収穫毎日して、合間に話をたくさんさせていただいています。
経営の話、みかんの栽培や特性の話、和歌山に来てから便通がめちゃくちゃ良い話…
これまで学んで来たことを確認できたり、また新しい学びが見つかるなかで…
「農業」というのは「仕事」なんだな。
と、思うようになりました。
…あたりまえ?かもしれませんが、これが割と大事だったりするのかもしれません。
都会での仕事に疲れた人が○ターンして始める。自然と一体になり、日が昇っている間は農業をし、夜は趣味や家族の時間にあてる。
そんな豊かな暮らしを営むことができるのが農業…
なんて考えてる人も少なくないのでは。
まあある程度は甘くないとわかっている人も多いとは思いますが。
実際に話を聞いてみて、一緒に作業を手伝ってみて感じることは
経営するということに関しては他の仕事となんら変わらないということです。
たしかに事業ごとの特性はありますが大変なのは同じだと思います。
個人事業主で作業も経営もするとなると仕事は夜遅くまで続くみたいです。
唯一の救いは「農業が好き!」という気持ちが強ければ作業をしている時間は全く苦じゃないということかもしれません。
しかし、100%経営のことを考えずにいられる環境でない限り、取引先との連絡、業務の管理などをしながらの作業となるのでなかなかフルに楽しむことができないかもしれません。
農業と聴くと人それぞれ色んなイメージを抱くと思いますが、ビジネスや仕事としてのイメージは少ないのではないかなと思います。
林業についても同様のことが言えそうです。
そんな中で、経営に関して、数字の面に関して、事業者さんに寄り添い、より事業者さんの目標・夢を実現できるように客観的な判断基準を提案できる人材になりたいなと考えるようになりました。
自然の中で作業をすることが好きな人、得意な人は多いはずです。
しかし、実際にやりたくてもやはり足を引っ張ってくるのがお金の問題。
その問題を少しでも解決し、より作業に専念できる環境を作っていくためには自分はどうすべきか。
考え動いていきます。
いや、もう動き始めてます…
それでは明日もみかん農園という名の巨大トイレにて思う存分自然を循環させたいと思います。